マダガスカルゴキブリ

 飼育を始めて、一年が経過しました。
 最初は、てぃんかす氏に頂いた2匹のみを飼育していたのですが、2001年の11月に、マサ1203さんから、5匹頂きました。
 その中に立派な体格の雄がいたのですが、この雄が良い雄だったようで、常に一匹だけ表に陣取り(他の個体は陰に隠れていますが)見張り番のように構えていました。
 私が餌の交換などで手を突っ込もうものなら、噴気音をあげて、威嚇してきます。
 雄一匹に雌多数、というハーレムを形成していたのですが、さすが、ハーレムを統べるだけのことはあります。
 繁殖にも期待をしていたのですが、2002年3月下旬、ふとプラケースを見たところ、何やら小さな、親と同じ形の子達が発生していました。
 マダガスカルゴキブリの産卵には独特なところがあり、一旦卵の塊を産み落とした後、再び体内に取り込んで、体内で孵化させてから出産(とは違いますが)します。この時期によく観察していると、出産前の雌の腹部が妙に膨れていることに気がつきます。
 飼育者からすると、ある日突然、仔ゴキブリが大量にいた、という状態でしょうか。
飼育環境です。
大プラケに、昆虫マット(クワガタ用)を底から湿り具合を何段階か変えながら敷き(熱帯魚用の活性炭もダニや細菌の繁殖防止に混ぜ込んであります)、同じくクワガタ用の樹皮をシェルターとして立体的に配しています。
餌は昆虫ゼリーと、高蛋白の粉末のフード、時に野菜や果物の屑、煮干しなども入れています。
昆虫ゼリーは、専門店で購入したもの(右下の透明のもの)と、ホームセンターで購入したもの(右上の赤いもの)の二種入れていますが、何故か、赤い方が人気があるような気がします。
念のため、自分で舐めてみても、味に違いは見受けられないのですが、ゴキブリにしか分からない違いがあるのでしょう。
水苔のタッパーも水分補給に入れていますが、なくても良いような気がしています。
そして、重要なことですが、プラケースの蓋の隙間から仔ゴキブリが逃亡するので、蓋をする前に、布等を咬ませます。
さもないと、温室中に仔ゴキブリが散らばるだけでなく、室内にまで進出して回収に悩みます。(経験談)
私は現在の所、クワガタ用の「小バエ侵入防止シート」(ビニール製)を使用していますが、蓋の開け閉めと共に摩擦で穴が空いていくので、やはり何かの布の方が良さそうです。
このプラケースを、冬は28度キープの室内用植物温室に入れたままでした。
クワガタムシ、カブトムシの成虫を飼育する感覚で飼える、と思います。
私が確認した限りでは、別の雌が数日置きに産んだようで、一週間の間を挟んで2回、仔ゴキブリの増加がありました。こちらは、後に産まれた仔です。
産まれたばかりの仔ゴキブリで、全長5〜6ミリ程度でしょうか。
こちらは、先に産まれた仔です。右端の一匹が後に産まれた仔ですが、大きさの違いがかなりあります。
個体差などもあるでしょうが、一匹の雌が一度に産む数は、20匹前後だと思います。
現時点で、仔ゴキブリの数は、40匹弱です。
中に、他と明らかに形や色が違う仔がいるのですが…
やや円形寄りで、色彩も鮮やかです。
これが果たして、成長速度の差なのか、雌雄の別なのか、他の要因があるのか、等は今のところ不明です。
脱皮直後の仔ゴキブリです。真っ白で、初めて見たときは他の生物かと思ってしまいました。
この姿でいるのもわずかの間だけで、見ているうちに色がついて、数時間後には本来の色になってしまいます。
尚、抜け殻はそのまま脱いでいるので、ぱっと見、死体が増えたみたいで心臓に悪いです。
脱皮直前になると、動きが鈍くなるのですが、そこで勘違いしてゴミ箱に捨てたりすると、後で復活して部屋の中を這っていた、という事になるので、動きがないからといって、すぐに捨てるのは止めた方がいいでしょう。(経験談)
成体だと、脱皮直後も、抜け殻も、大きく迫力があるので、その驚きの度合いも増します。
産卵中の雌です。
この種のゴキブリは、一旦卵を体外に排出した後、再び卵を体内に取り込んで孵化させ、幼体のゴキブリを出産(するように見える)するという形をとります。昆虫なのに、飼育者が卵の管理をしなくて良いのは楽です。
また、一旦体内で孵してから出産するので、幼体時の致死率が低くて済むのもまた助かります。
こんな状態で、しばらくいました。
この後に、体内に卵を取り込むのでしょう。
余談ですが、昆虫食で視力がいいトカゲ(この写真ではフトアゴヒゲトカゲ)の視界範囲内(たとえ、ケージ越しでも)でのゴキブリのハンドリングは避けた方がいいのかもしれません。

発見

…こうなります。

暴れる

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