ベヒモス

 ベルツノガエル(学名:Ceratophrys ornata)
 カエルをわざわざ屋外に連れ出して撮影することに意味があるのか、というと、殆どないと思います。
 ベヒモスも初めての外に戸惑ったのか、一声低い鳴き声をあげ、しばらくじっとした後、飛び跳ねようとしてひっくり返り、もがいているだけでした。
 現在で、口先から尾てい骨(?)までの全長、8.5センチです。
 爬虫類の命名に、神話の神々や悪魔の名前をつけていますが、これほど「名前と生態が一致している」生物はいません。

 ベヒモスの描写例。
「これは酸棗の木の下に伏し、葦の茂み、又は沼に隠れている。
 酸棗の木はその陰でこれをおおい、川の柳はこれをめぐり囲む。
 見よ、たとい川が荒れてもこれは驚かない。
 ヨルダンがその口に注ぎかかっても、これはあわてない」
 旧約聖書:ヨブ記第40章21〜23節

 つまり、ヨルダン川が氾濫しても、川の水を飲み干すほどの大きさと、胃袋を持っている、と解釈できます。

 我が家の「ゴミ箱」「最終処分場」の異名の通り、他の蛇や蜥蜴達が食べ残した餌を片端から片付けてくれます。
 マウスだろうが、雛ウズラだろうが、コオロギ、死にかけのジャイアントワーム、採集してきた昆虫の残り、私の部屋に飛び込んできた蛾、とにかく見境なく飲み込みます。
 皮肉にも、残飯片付け役が最もバリエーション豊かな餌を貰っている、という結果になっています。
 反面、生き物達が全部餌を食べてしまったときは、長い間飢えていることにもなるのですが、特に問題はなさそうです。
 せっかくの餌、命を無駄にしないための、頼もしい後衛です。
 
 中サイズのプラケースに、水苔、もしくは1センチ程に張った水を入れて飼っていますが、水だけで飼育すると、どうも四肢が貧弱になるような感じがする、しかし管理は楽、水苔で飼育すると、排泄物などで汚れた事に気が付きづらい、ある程度水分を含んでいてくれるので、干上がることは少ない、といずれも一長一短です。

 いつも何かを思案しているような表情に見えるのですが、実際は何も考えていないのでしょう。
(2002.7.14)

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